運動学習理論に基づく摂食嚥下リハビリテーションの実際~表面筋電バイオフィードバックを用いた訓練~
| 日時 | 2026/02/08 13:00 〜 15:30 |
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| 場所 | オンライン方式 |
| 主催 | 言語聴覚療法臨床研究会 |
| 概要 | 講師 :柴本勇先生(聖隷クリストファー大学) 日時 :2026年02月08日(日)13時00分~15時30分 オンライン方式 対象 :言語聴覚士 ほか 参加費:当研究会会員の方 無料(年会費の納入完了を前提とさせていただきます) 会員外の方 3,000円 定員 :100名 申し込み方法:当研究会ホームページ https://st-rinsyo.com/ 申し込みフォーム:https://forms.gle/rdeCFBJvTr95jZgA8 締切 :2026年02月06日(金) *詳細は当研究会ホームページをご参照ください。 言語聴覚士が摂食嚥下訓練を行う際は必ず明確な目標を立案します.具体的には,例えば『ミキサー食を1日3食安全に摂取し,カロリーを1000kcal,水分摂取900mlを目指す』という目標です.目標に至らなかった場合はもちろん,目標が達成された場合においても,対象者の能力を的確に分析し,「何が限界であり,どのような可能性があるのか」を明らかにすることが重要です.その判断の鍵となるのが運動学習理論です. リハビリテーション医療における「運動学習」とは,経験を通じて運動スキルの正確性や効率性を高め,最終的に無意識下での「自動化」を目指すプロセスです.特に摂食嚥下障害でのアプローチでは,単なる筋力増強訓練に留まらず,いかにして適切な運動プログラムを再構築するかが極めて重要となります. 本セミナーでは,運動学習理論の代表的な枠組みを基盤に,臨床における効果的な介入について学びます.嚥下運動は随意運動と反射活動とが複雑に生じる運動であり,患者自身がそのエラーを認識しにくいという課題があります.そこで有効なのが,筋活動をリアルタイムに可視化する「表面筋電バイオフィードバック(sEMG biofeedback)」です.sEMG biofeedbackを活用することで,ブラックボックス化しがちな嚥下運動を視覚的に可視化し,対象者に「何をすべきか」を明確にすることができます.対象者の自律性を促し,動機付けを高める点で強力なツールとなります. 当日は,実際に表面筋電バイオフィードバック機器を用いた実技デモンストレーションを行います.同時に表面筋電計で舌骨上筋群などの実際の筋活動をモニターに映し出し,空嚥下や努力嚥下,各種手技における筋活動の強弱や持続時間を可視化します.加えて,食物物性ごとにどのように食べる練習をするのかについて,表面筋電バイオフィードバック機器を用いて実技を行い解説します.「結果での判断」から「パフォーマンスでの判断」へのパラダイムシフトを提案します.「感覚的なコツ」に頼る指導から,運動学習理論と客観的指標に基づいた科学的なリハビリテーションへ.本セミナーを通じて,皆様の臨床における嚥下訓練の質をさらに高める一助となれば幸いです. 多くのみなさまのご参加をお待ちしています。 |



